コラム 第22回

また、つまらぬものを買ってしまった。

こんばんは。
いけませんね。お腹を空かせてスーパーへ行くと、どうしてもカゴに入れるものが増えてしまいます。

写真の「チョコミント蒸しケーキ」、ひとくち食べてミント感がかなり強かったので原材料を見たところ、ペパーミントリキュールが早い段階で表示されていました。
食後に残るのは、その爽やかさばかり。食べたのに、歯磨きした直後のようでした。(※美味しいとは言っていません。ご注意ください!)

ところで、“ペパーミント”という単語を意識して目にするのは、2度目です。1度目は、独立する前に勤めていた国語塾で、生徒の読書感想文を自らの言葉で上書きし、自己満足の作文を清書させていた悪しきベテラン講師の“原稿”に目を通したときでした。小学2年生の感想文に「ペバーミントのようなさわやかさを感じました。」とあったのです。
お腹を空かせてスーパーへ行くと要らぬものでカゴが重くなってしまうの同様、添削!添削!と鼻息荒く文にあたると、本質を置き去りにして、純粋・純朴なところから離れた飾りつけの行為に満足を見出してしまいます。一体どこに、ペパーミントのさわやかさを語る小学2年生がいるのでしょうか。
「生徒のためにも、こんなつまらぬ添削してなるものか!」と反面教師を前に誓った……そんなほろ苦さまで私の“ペバーミント”体験はもっているわけなのです。

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読書感想文、こどもたちが自ら考え書くヒントを、国語開化塾は提供しています。
お気軽にご相談ください。夏休み前に終わらせましょう。

コラム 第21回

中学生とは、その態度が愛らしかろうが憎たらしかろうが、相応にふてぶてしいものですが、生きる悪知恵を身につけすぎる時期であると思います。


中学生は自他共に、小学生の頃とは切り離し、「大人の仲間入り」という意識を持つものです。そして、悪い意味で大人と同じ、自身向けの判断をしはじめます。小学生に見られる素直さが、表には出にくくなります
「勉強より今は部活が大事」だとか、その逆だとか、「無理です、時間がありません」「いま私、すごく忙しいんですよ」とか、「えーそんな(面倒な)ことしなくても平気です」とか。

©藤子プロ

私は考えるという行為の前段階として、真似るというのがあると思います。
改めて言うほどのことでもないように聞こえても、教育においては本当に大事なことで、習いにくる者たちは、とにかくまず“真似てみる”ということをしなくてはなりません。
応用はその後。さらにその後に、世間を驚かす“型破り”があるのです。型はモデル。習いに来ているのなら、モデルは先生の提示するものです。
それを、自身の“判断”で聞き流し、“真似”しないのなら、生徒失格であります。


ばかになれ ばかになれ ばかになれ
クソガキどもへの……呪いのまじないではなく、愛すべき生徒たちを悪しき“判断”の習慣から脱却させる魔法のことば
「ぼく馬鹿だから、言われたようにやってみなきゃ!」
「わたしバカだから、真似して身につけなきゃ!」
「分かった気になってちゃいけないんだ!」
自尊心なんて、頑張っていれば後から身につきます。気がつけば周囲から一目置かれる人物にもなります。
「ばかになれ」、今は自分自身に浴びせてください。



本投稿と内容は重なりませんが、こんなタイトルの書籍があったので紹介します。
賢く生きるより、辛抱強いバカになれ』(稲盛和夫・山中伸弥 対談)

2017 青少年読書感想文コンクール・課題図書

青少年読書感想文全国コンクール(第63回)
課題図書が発表されました。

青少年読書感想文全国コンクール

実際にこの夏あたる図書は、当該候補の中から選んでも、ちがう作品でも、審査には全く影響しません。自由に選びましょう。当塾の図書ブログもご参照いただけると幸いです。
また、国語開化塾では読書感想文指導も行っております。お気軽にお問い合わせください。


大切なのは、
一読してテーマを読み取ること。
テーマが他者に伝わる、あらすじを用意すること。
テーマに沿う自身の体験を想起し、メモ書き→まとめを行うこと。
以上3点です。


毎年お伝えしていますが、あらすじは必須です。
一人で読み返す読書記録のようなものならまだしも、読書感想文とは、その図書の読書経験を共有しない者も含む、不特定多数の他者が読むことが大前提の文章なのですから、内容を知らない人たちにそれを伝えず、どうやって感想や経験部分を共有するのでしょう。不要なはずがないのです。
「あらすじを書くな」と指示を出してくるような学校や先生方があるようですが、上のように伝えて、考えを改めてもらわなければならないと思う次第です。


どうせ取り組まなければならない感想文。
せっかくですから、“自分”や自己を取り巻く“環境”について考え、成長・脱皮する機会としましょう。
当塾では毎年、その中から学校・地域の代表などに選ばれ、自信まで獲得する生徒たちが出ます。
皆様のお子さまも、ぜひ!